成分

分岐鎖アミノ酸(BCAA)

筋肉・関節の健康

2023-03-07

分岐鎖アミノ酸(BCAA)とは

分岐鎖アミノ酸(BCAA)は、人や動物の体を作る20種類のアミノ酸の中で、分子構造が枝分かれした(バリン、ロイシン、シソロイシン)の3種類のアミノ酸を言います。
また、分岐鎖アミノ酸(BCAA)のアミノ酸はいずれも必須アミノ酸ですので、食べ物から摂取する必要があります。

分岐鎖アミノ酸(BCAA)は筋肉のエネルギー源となる唯一のアミノ酸で、筋肉を維持するのに重要な役割を持っています。その為運動能力や耐久性増加の目的で使用されています。また、筋肉は分岐鎖アミノ酸(BCAA)を用いてアンモニアの無毒化を行うことがあります。

効果

以下の効果が期待されています。

肝機能の回復

健康な身体では、芳香族アミノ酸(AAA:チロシン、フェニルアラニン)と分岐鎖アミノ酸(BCAA)の比率は、AAA:BCAAが1:3~4で一定に保たれています。
しかし肝臓病では分岐鎖アミノ酸(BCAA)がたくさん消費されるため、このバランスが崩れて肝機能が低下します。その時に、分岐鎖アミノ酸(BCAA)を補充することで肝機能の回復が期待されます。

筋肉によるアンモニアの無毒化の補助

肝臓の重要な働きとして、体内でたんぱく質が代謝されるときに作られる猛毒のアンモニアを無毒の尿素に変換する働きがあります。肝臓が弱まると、このアンモニアの解毒作用も弱まります。その時には、筋肉が分岐鎖アミノ酸(BCAA)を用いてアンモニアの無毒化を行います。

参考文献

同文書院:健康食品・サプリ[成分]のすべて
大塚製薬 – 栄養療法が肝硬変の予後を決定する
ホエイたんぱく(BCAA含有)

監修 サプリ開発チーム

弊社動物向けサプリメントに配合する成分の選別や比率の調整などを研究している薬剤師によるチーム。自分たちでも原料から試食をして、味などの確認をしている。