成分

ビタミンE

眼の健康

2023-08-18

ビタミンEとは

ビタミンEは抗酸化作用が特徴の脂溶性化合物の一群を指し、植物油、穀物、肉、鶏肉、卵、果物、野菜、小麦胚芽油など多くの食品に含まれています。
そして、抗酸化作用がありますので、多くの食品に添加され食品の酸化防止剤として使用されています。

また、犬においては、ビタミンEの不足による網膜変性が知られています。

上記のとおり、ビタミンEは脂溶性化合物の一群の総称ですが、化合物によりビタミンとしての作用に差があります。有名なのがα-トコフェロールでビタミンとしての作用が一番強いです。

なお、α-トコフェロールは天然由来と合成したものとで呼び分けがされています。

天然由来

d-α-トコフェロール、ビタミンE活性100%

合成

dl‐α‐トコフェロール、ビタミンE活性50%
dl‐α‐トコフェロールはd-α-トコフェロール、l-α-トコフェロールの混合物で、その内、l-α-トコフェロールにはビタミンE活性はありませんが、抗酸化力はあります。そのため、抗酸化作用をメインで期待する場合はビタミンEの過剰症を防ぐ目的でdlタイプを使います。

効果

以下の効果が報告されています。

抗酸化作用

詳細はこちらを参照

血流の改善

血管を広げて、血流を良くする作用が報告されています。

生殖機能の改善

生殖機能を正常に保つ作用があります。そのため、若返りのビタミンと言われたこともあります。

摂取上の注意

ビタミンEの過剰摂取による影響は、ほとんどありません。しかし、骨粗しょう症の可能性が高まるとの報告があります。

参考文献

同文書院:健康食品・サプリ[成分]のすべて
長寿ネット – ビタミンEの働きと1日の摂取量
eJIM – ビタミンE

監修 サプリ開発チーム

弊社動物向けサプリメントに配合する成分の選別や比率の調整などを研究している薬剤師によるチーム。自分たちでも原料から試食をして、味などの確認をしている。